コロナ禍での家具需要に期待が集まっています


今後のインテリア用品需要に期待

 

ドイツも初夏を迎え、例年なら旅行に最適な休暇シーズンが近づいていますが、今年は状況が異なるようです。

ドイツの家具業界誌Moebelkulturがドイツ人消費者を対象に委託調査を実施したところ、回答者の61%が、今年は旅行にかける予定だったお金を家具の購入に回したいと答えています。

旅行用の費用かどうかを置いておくと、回答者の8割が家具の新調を考えていると答えており、ステイホームで自宅で過ごす時間が増えた結果として、自宅のインテリアへの関心が高まってきています。

 

最も関心が高いのは

 1.リビングルーム   39%

 2.  寝室        32%

 3.  キッチン      29%

 4.  庭・趣味スペース  28%

 5.  デコレーション   21%

の順となっています。

 

費用面については、

 300€(約36,000円)まで      40%

 300€~1,000€(約12万円)      33%

 1,000€~1,500€(約18万円)   10%

   1,500€以上         17%

という結果でした。

出費額は年齢層が高いほど高まる傾向です。

 

コロナ禍の経済縮小で今後の消費も伸び悩むのではと日本のニュースではよく見られますが、政府により経済援助が早い段階で実行されたドイツだからという点もあるかもしれません。

これまでなら一年で一番の楽しみは旅行で、そこにかける金額がかなりの割合を占めるドイツ人家族も多かったのですが、コロナ感染の可能性が残る現時点では、大好きな旅行を控え、その分、自分たちが過ごす時間の長い自宅への投資に力を入れる傾向はしばらく続きそうです。

 

 



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