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「新しい」旧市街を訪ねて

欧州・ドイツの玄関口として年々訪問者の増えるフランクフルトですが、今年また一つ新しい見どころが増えました。それは “Die Neue Frankfurter Altstadt フランクフルト新・旧市街“と呼ばれる、フランクフルト旧市街の中心地の一角です。フランクフルトを観光する際に欠かせないドーム広場からレーマーのあたり7000㎡に位置しています。

 

ここは元々フランクフルト旧市街の中心地として栄えていましたが、1944年、戦争の大空襲により約1250もの中世からの伝統的かつ貴重な木組みの建物が焼失してしまいました。1970年代から2010年の間、少しずつ役所や地下鉄の駅などが建設されてきましたが、2012年から2018年にかけていよいよ「ドーム・レーマー プロジェクト」として、当時の町並みを現代に蘇らせる大規模な建設工事が行われ、2018年夏に完成しました。多額の費用と大掛かりな建設工事で「世紀のプロジェクト」と市民から注目されていたこの新・旧市街。本年9月28日~30日には3日間におよぶ盛大なオープニング祭が開催され、30万人もの市民が訪れたそうです。

私が訪れたのはそのオープニングから1週間後だったのですが、クリスマスマーケット並みの人の多さで真っ直ぐに歩けないほど。この新・旧市街への市民の関心の高さが伺えました。一通り見て回りましたが、伝統的な木組みの建築を忠実に再現し、見事に旧市街が出来上がっているのに、やはり新しさを感じるという不思議な感覚をおぼえました。まだ空き店舗なども目立ちますが、薬局やカフェ、雑貨屋さんなどもあり、これから時間をかけていろいろなお店が入って益々目が離せないエリアになるのではと思いました。

 

レーマー広場のすぐ裏、短時間で一通り見れる規模のエリアですので、フランクフルト観光の際にぜひ訪れて見て下さいね。