アンビエンテ2024 直前ガイド

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世界最大の国際消費財見本市アンビエンテ2024、いよいよ1月26日開催です。

前回と同じく、クリスマスワールドとクリエイティブワールドとの同時開催となるアンビエンテ2024について、ホール別にご紹介します。

 

まずは会場となるメッセ・フランクフルト(フランクフルト見本市会場)へのアクセスです。

 

 

● メッセフランクフルトへのアクセス

 

メッセフランクフルトへは、フランクフルト中央駅から地下鉄(Uバーン)で1駅、近郊電車(Sバーン)で2駅、路面電車で3駅で到着します。

徒歩でも10~15分です。

 

上の図で赤色の丸で囲んでいるのが最寄り駅です。

最寄り駅は二つあって、まず、右下にある"Entrance City(シティ入口)"には、中央駅からだと地下鉄のU4で1駅です。

"Festhalle/Messe"というメッセ最寄駅の通路から、見本市会場の入り口に直結しています。

このシティ入り口から近いホールは、ホール1, 2, 3, 5, Forum, Congress Centerになりますが、遠いホールへもホール1の地上階の外側から運行しているシャトルバスで移動できます。

*ホール1からホール11までを歩いて移動する場合、20分近くの時間をみておく必要がありますので、アポイントメントの時間等、ご注意くださいね。

 

また、このシティ入り口の外側には、路面電車の最寄駅もあります。

路面電車の場合、中央駅から17番の電車で3駅で到着しますが、中央駅もこのメッセ最寄駅も屋外にありますので、寒い季節は、かなり寒いので覚悟が必要です。

路面電車は状況によっては間引き運行のためにキャンセルとなる場合も多く、表示板であと3分で到着とあったのが、何のアナウンスもなく表示が消えて、次の10分以上後の電車まで待たないといけないこともあります。

個人的には、路面電車より地下鉄の方が確実かなと思っています。

 

もうひとつの入り口、上の図の真ん中あたりの赤丸、Entrance Torhaus(トアハウス入口)は、Sバーンと呼ばれる近郊電車の最寄駅"Messe"のホームから直結しています。

最寄駅まで、中央駅から2駅で到着します。

ホール8~12、6, 4へは、こちらの駅がアクセスしやすいです。

 

上の図で水色の丸で囲まれた、左下のEntrance Portalhaus(ポータルハウス入口)とEntrance Galleria(ギャラリア入口)は、主にタクシーでのアクセスとなります。

タクシーで会場に向かう場合、Sバーンのトアハウス入口は停車スペースがほぼ無いので、運転手さんに断られる場合もあります。

タクシーで向かう場合は、ポータルハウス入口やギャラリア入口、またはシティ入口まで少し歩く必要がありますが、シティ入口が無難です。

会場に隣接するマリティムホテルより、コングレスセンターに直結していますので、そこから入る方法もあります。

 

● アンビエンテ2024会場

 

では、今年のアンビエンテの会場についてご紹介します。

 

 

前回同様、今回もクリスマスワールド、クリエイティブワールドとの合同開催となります。

 

アンビエンテだけのスペースはこちら。

 

 

オレンジ色の部分が、アンビエンテ展示エリアです。

ホールでいうと、

・ホール2全体

・ホール3全体

・フォーラム

・コングレスセンター

・ホール4の3階

・ホール6の3階

・ホール8~12のほぼ全体

がアンビエンテの展示となっており、会場全体の8割以上がアンビエンテです。

 

ホールの建物の一部のみがアンビエンテの展示となっているところもありますが、その場合は、合同開催のクリスマスワールド、クリエイティブワールドとの関連性が高い製品の展示が配置されています。

例えばホール4の1階、2階部分はクリスマスワールドのメインであるデコレーション関連製品の展示ですが、クリスマスといえばかかせないのはプレゼント。

ホール4の3階に、アンビエンテのギフト製品が展示されており、クリスマス製品関連のバイヤーも足を運ぶ可能性が高くなっています。

こうした相乗効果が期待できるのが、今回のアンビエンテの大きな特徴だと思います。

 

● アンビエンテ2024 4大カテゴリー

 

今年のアンビエンテは大きく、Dining(キッチン・ダイニング用品)、Living(インテリア・生活用品)、Giving(ギフト関連製品)、Working(オフィス・ホームオフィス用品)のカテゴリーに分けられています。

*もうひとつ、Global Sourcingというカテゴリーで、主に中国・インドからの大量生産品を取り扱う出展社用コーナーもありますが、ここでは先に挙げた4つのカテゴリーを紹介します。

 

まずはDining(ダイニング・キッチン関連製品)について

 

 

 

■Dining(キッチン・ダイニング用品)

 

近郊電車のSバーンからアクセスしやすいトアハウス入口から見本市会場のエントランスを通過し、右側に曲がり、通路に沿って進むと、ホール8があります。

 

そのホール8が、包丁や調理器具を扱うエリアです。

ギャラリアと呼ばれるガラス張りのスペースをはさんで向かい側がホール9。

ホール9には調理用家電やキッチンの収納や掃除用品まで、ホール8と9にキッチン関連の製品が集合しています。

 

8と9の間にあるギャラリアでは、トレンドについての展示がされています。

これから人気が出るデザインや新しいアイディアがたくさん展示されていますので、お時間ある時にぜひご覧になってください。

今年のトレンドには北欧と日本のデザインが中心だそうです。

 

ホール9から動く歩道に沿って行くとホール11に到着します。

ホール11の1階(ドイツでは1階をゼロで表すので、11.0となります)には、HoReCaと呼ばれる、ホテル、レストラン、ケータリング向製品が展示されています。

ホテル(Hotel)のHo, レストラン(Restaurant)のRe, ケータリング(Catering)のCaを合わせてHoReCa(ホレカ)と呼びます。

アンビエンテで今、最も力を入れている分野のひとつです。

 

ホール11、またはホール8から直通でつながっているのが、ホール12。

ホール12にはテーブルウェアのほぼ全てが揃っています。

 

 

■Living(インテリア・生活用品)

 

インテリア、インテリアデコレーション、生活用品を集めたLivingのコーナーはホール3全館にあります。

ホール3はシティ入口からForum経由で、またはトアハウス入口からホール4を経由してアクセスできます。

コロナ前のアンビエンテでは、包丁・キッチン用品が主に展示されていたホールです。

 

 

 

■Giving(ギフト用品)

 

ギフト用品、文具関連用品は、ホール4の3階です。

同じホールの1階、2階には、クリスマスワールドのメイン展示である、クリスマス用デコレーション製品が展示されています。 

 

 

■Working(オフィス・ホームオフィス用品)

 

コロナ・パンデミックを機に変わってきたことのひとつが働き方です。

コロナ前に戻った部分もありますが、コロナを機に就労時間の少なくとも一部を自宅で働く”ワーク・フローム・ホーム”が一般的になってきました。

働く場所、環境がこれまでより柔軟になった分、従来の形のオフィスの構成やインテリアも大きく変わってきています。

また、自宅で仕事をするのに適した環境づくりにも、大きく注目が集まっています。

そうした中で生まれた新しいカテゴリーがこのWorking(オフィス・ホームオフィス用品)。

フランクフルトで以前開催されていた、オフィス用品を扱うペーパーワールドともつながります。

展示ホールはシティ入口近くのホール2、Forum、コングレスセンター、そしてホール3の2階の一部まで広がっています。

 

中でも話題となっているのが、コングレスセンターのRemanexpo。

Remanufacturing Expo(再製造展示)の略で、主にプリンターの部品を再利用することに焦点をあてており、サステナビリティへの視点に発展する展示が揃っています。

 

 

以上、かけ足の紹介となりましたが、今回のアンビエンテ2024、世界トレンドで見逃せないテーマがしっかりカバーされていて、とても意義深い内容となっています。

ご出展される日本企業の皆様にとって、また来場される方にとって、収穫の大きな見本市となりますよう、私たちスタッフ一同、心から応援しています。

 

 


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