ハノーバーメッセ2022

 メッセのプロ

アンサンブラウ イベント+マーケティング


 

こんにちは、「メッセのプロ」チームです。

 

先週、5月30日から6月2日まで、ドイツの代表的見本市のひとつであるハノーバーメッセが、3年ぶりにリアルで開催されました。

 

 

コロナによる2年間のリアル見本市空白期間を経て、今年久しぶりの開催となった今年のハノーバーメッセは、

 

・産業技術の転換期の過程を象徴し、

・環境保護・エネルギー保全へのクリアな解決策を提示し、さらに

・対面コミュニケーションの重要さを実証

 

した点が挙げられます。

 

ハノーバーメッセ主催者であるドイチュ・メッセのトップであるケックラー博士の談話。

「ハノーバーメッセの復活のタイミングは、サプライチェーンの混乱、エネルギー価格高騰、インフレ、気候変動といった世界各国が直面している様々な困難への解決策提示の絶好の機会であった。見本市会場での対面でのコミュニケーションでは、最新の技術や未来へのビジョンについての活発な意見交換の場を生んだ。パンデミックや戦争により技術革新が妨げられる事があってはならず、また同時に、デジタル化と持続可能化を目指す事が、参加者に共通する認識であった。」

 

初日に参加したドイツのハベック経済大臣の談話。

「今年のハノーバーメッセには、我々が現在抱える問題への解決策が揃っている。技術の進歩は目覚ましい。」

 

注目のテーマは、

・エネルギー

・セキュリティ

・サプライチェーン

・技術革新

 

来場者による関心が高かったのは、

・エネルギー節約を達成できるオートメーション化、デジタル化技術

・水素電力の活用

・サプライチェーンの問題解決につながる技術

・プラスチックの代替品

・CO2フットプリントの記録・削減ソフトウェア

などの分野が挙げられています。

 

また、今世界的に話題となっている「フレンド・シェアリング」がバズワードになっていました。

 

 ハノーバーメッセは国内最大の業界団体であるドイツ機械工業連盟(VDMA)やドイツ電気・デジタル産業連盟(ZVEI)が深く関わっていて、以前よりほぼ毎回、ドイツの経済大臣だけではなく、首相、教育大臣、さらに最近は環境大臣が足を運び、ドイツの国としても最も重要な見本市のひとつと見なされています。

 

今回の来場者数は約75,000人。

コロナ前のリアル開催であった2019年の来場者は約20万人(211,338人)でした。その時の4割弱(36%)となっています。

会場に足を運んだ75,000人の来場者に加えて、今回はオンラインでのデジタル参加者が15,000人。

デジタル参加者を加えると90,000人、前回の半分まであと少しという感じです。

 

出展社数は約2,500社。

2019年は約6,000社であったので、出展社も前回の約4割(42%)でした。

 

詳細な情報はこれからになりますが、来場者、出展社ともに最近のハノーバーメッセでは中国からの参加が非常に目覚ましかったのです。

2019年には国外からの来場者の9%(約7,500人)、国外からの出展社の約30%(1,235社)が中国からとなっていました。

現時点で国外への移動が制限されている中国からの参加者数が減少したことが、特に大きな影響を与えたのではないかと考えられます。

 

出展社・来場者とも数の上ではコロナ前の勢いにはまだ届いてはいませんが、実際に出展・来場した企業からは、これまで以上に収穫の多い機会になった等、高評価の反応が多かったそうです。

次回は、より多くの出展社、来場者が見込まれています。

 

 

 

 次回の開催は、2023年4月17日から23日です。

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